日本の文化になくてはならない扇子。
つまり扇。
落語家や棋士も普段から持っていますし、踊り、応援・・・などなど、和服には欠かせないアイテムであり、言葉としても色々な慣用句に今でも幅広く使われています。
そうは言っても、扇子の本来の目的は「風を送ること」です。
これだけを見れば歴史はかなり古いことが想像できますね。
古代エジプトの遺跡にも描かれています。
文明を持つ以前から暑い時本能的に何かで扇いだ、と言う原初的なルーツがあることでしょう。
しかし、これは「うちわ」の事ですね。
団扇(うちわ)と言う漢字には「扇」が使われています。
「団」は「丸い」と言ったニュアンスで使われていますので、うちわも立派な扇の仲間です。
うちわは古代中国ではすでに、風を送るだけの道具から階級を表す道具としてや、祭祀に用いられるようになっています。
しかし、うちわと扇子は同じようなもので全く違います。
そうです。
扇はうちわと違って折りたためる。
持ち歩ける、道具としても使える・・・なわけです。
落語家がソバを食べるシーンでうちわを使ったのでは芸になりませんからね。
扇子は当初からうちわとは違った歴史を歩んでいます。